公式Twitterアカウントのフォローをお願いします

【スーパーマリオ35周年】スーパーマリオブラザーズの歴史を振り返るその3『スーパーマリオブラザーズ3』

ゲーム
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

1985年9月13日に発売したファミリーコンピューター用ソフト、『スーパーマリオブラザーズ』は、2020年9月13日で35周年を迎えた。35周年を記念した様々な企画が公式に行われている。

本企画ではこれを記念して、スーパーマリオブラザーズシリーズについて順次紹介していく。本稿は第3回、『スーパーマリオブラザーズ3』について紹介する。

スポンサーリンク

概要

『スーパーマリオブラザーズ3』は日本国内で、『スーパーマリオブラザーズ』発売の翌年、1988年10月23日にファミリーコンピューター向け、横スクロール型アクションゲームとして発売された。

その後、スーパーファミコン用にデザインがリメイクされ『スーパーマリオブラザーズ2』1,2,3,USAを一つのパッケージとして発売された『スーパーマリオコレクション』が発売した。

その後さらに、Wii、3DS、Wii Uなど多くのプラットフォームに展開され、2020年時点で8機種で遊べるようになっている。

ファミリーコンピュータ & スーパーファミコン Nintendo Switch Online|Nintendo Switch Online|Nintendo Switch|任天堂
Nintendo Switchの有料サービス「Nintendo Switch Online」のファミリーコンピュータ & スーパーファミコン Nintendo Switch Onlineについてご紹介します。

『スーパーマリオブラザーズ3』の特徴

『スーパーマリオブラザーズ』同様、プレイヤーはマリオを操作し、敵を踏んだりファイアーで敵を倒したりしながら、穴に落ちないようにしつつ、制限時間内にゴールの旗を目指すルールだ。全8ワールドであることは『スーパーマリオブラザーズ』1,2と同様だが、ワールドに、草原の国、砂漠の国などの名前がつけられており、異なる世界観が設定、そしてそれにあわせた仕掛けや構成が施されたマップが登場する。

通常ステージの他に、特殊ステージやボーナスイベントなども存在している。

また各ワールドにはラスボスであるクッパ及びクッパの子どもたち「コクッパ7兄弟」がいて、そのボスを倒すことでワールドクリアできる仕組みとなっている。

『スーパーマリオブラザーズ』1,2では、マリオは状態に応じて、ちびマリオ、スーパーマリオ、そしてファイアマリオの3形態をとっていたが、本作ではこれに加え、しっぽマリオや、タヌキマリオ、カエルマリオなど様々な姿に変身可能なのも本作の特徴となっている。

ストーリー

マリオとルイージの活躍で平和になったキノコ王国ではありましたが、このキノコ王国はキノコワールドのほんの入口。その奥には多数の不思議な国がありました。

さんざんこらしめたはずの大魔王クッパも、マリオのいるキノコ王国からは手を引いたものの、今度は子供コクッパ7兄弟を仲間に入れ、ワールドのあちこちでイタズラのやり放題。遂には各国に古くから伝わる魔法の杖を盗み出し、王様達を動物の姿に変えてしまいました。マリオとルイージはコクッパから杖を奪い返し、王様を元の姿に戻してあげなくてはなりません。

「行ってらっしゃい。気をつけてネ♥」

ピーチ姫とキノピオに見送られて、2人は不思議いっぱいのキノコ王国の奥へ奥へと進んでゆくのでした。

『スーパーマリオブラザーズ3』取扱説明書より引用

開発情報・秘話

『スーパーマリオブラザーズ2』は手塚氏がディレクターとしてのデビュー作であったという。それがうまくいったので、本作では本格的に新作を作ろうとなった。

本作ではこれまでの横スクロールではなく、俯瞰視点でのゲームとして開発を進めていた。しかし宮本氏から「ちょっと斜め上からの視線にすると、地面との距離感がつかみにくくなるから、絶対に苦労するよ」と指摘され、事実上手く行かず、横からの視点に戻したという。だが、製品版には俯瞰視点で制作していた名残が残っているという。例えば白と黒のチェック柄になっている床はその一つだ。

こうした試行錯誤もあり本作は『スーパーマリオブラザーズ』『スーパーマリオブラザーズ2』に比べ難産であったという。前2作は7~8人で半年、といった人月であったが、本作は2~30人という大所帯でかつ開発が2年半かかったという。

開発スタッフ

  • ディレクター:手塚卓志、宮本茂
  • プロデューサー:山内溥
  • デザイナー:手塚卓志、宮本茂
  • プログラマー:中郷俊彦、森田和明
  • 音楽:近藤浩治
  • 美術:宮本茂、手塚卓志

様々な遊ばれ方

RTA / Speed Run

ゲームプレイ開始からゲームクリアまでのタイムを競うReal-time Attack (RTA,海外ではSpeed Run)は日本国内、海外問わず人気で、『スーパーマリオブラザーズ3』も2020年現在でも記録更新がされている。

ルールに応じて様々なコンディションがあり、『スーパーマリオブラザーズ3』の場合は笛(ワープ)を利用したプレイと、笛禁止のプレイ(Any %)、また全ステージクリア(100 %)のタイムの記録などのルールがある。

編集部の調査した限りでは、2020年夏現在、バグあり3分2秒950、笛あり10分44秒、笛なし50分30秒(Any % Warpless)、全ステージ1時間10分3秒(100 %)であり、その記録は現在でも更新され続けている。

RTAで気をつけること

通常プレイに関しては、『スーパーマリオブラザーズ2』に比べて優しめにできているため、比較的容易にプレイ可能なのだが、RTAとなると一気に難易度があがる。というのも最速でクリアしようとすると、Bダッシュをし続け、Pゲージを最大状態で維持しないといけない。Pゲージが最大なときは、『スーパーマリオブラザーズ』や『スーパーマリオブラザーズ2』よりさらにスピードが早くなるため、ジャンプの強弱のコントロールがさらにシビアになる。そのシビアなジャンプ調整が『スーパーマリオブラザーズ3』のRTAの醍醐味になる。

また、ワープなしRTA(Any%)の場合は、マップ上のブロスおよびブロスのアイテム、ワールドクリア時のピーチ姫から渡される報酬の、オルゴールやスター、ピーチの羽をどう使うかが肝となってくる。プレイヤーの熟練度に応じて、2ワールドのオルゴールがとれるブロスをスキップすると、5ワールドのブロスが、動き次第では戦わないといけなくなってしまう、などといった駆け引きが生じる。

ブロスの動きや、8ワールドの渦ステージが乱数によって大きく影響する。せっかくタイムが良くても8ワールドで渦に飲まれると思わずため息が出る。2020年現在、渦を乱数調整するといった手法は編集部の知る限り確立されていない。

8ワールドで登場する渦ステージ。ランダムで手によって引き込まれてしまう。

なおクッパはハンマーで3発、ファイアで15発で倒せるが、ハンマースーツを取得する時間を考慮すると、ファイア15発で倒す時間と大きく変わらないとされているため、ファイアで倒す方法が主流となっている。

練習すれば、笛ありであれば、15分程度、笛なしでは1時間強程度でクリアできるRTAとなっている。猛者はぜひ挑戦してみてほしい。

まとめ

32年前に発売した『スーパーマリオブラザーズ3』は、『スーパーマリオブラザーズ』1,2 とは異なる新しい世界観や遊びを提案し、ゲームの歴史に大きな影響を与える作品となった。

今なお遊び続けられる『スーパーマリオブラザーズ3』、遊んだこと無い方はぜひNintendo Switch Onlineで、可能であればワープなしでクリアしてほしい一作だ。